「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を見てきた。
こんにちは。
劣等感では師範のあーもんどさやです。
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を見てきました。
美術館デビューです。
2021年9月から所蔵館である、ドレスデン国立古典絵画館で公開された後、日本で世界に先駆けて公開されたもの。
1点を公開することがこんなに大変ですごいことなのか・・・・と
お恥ずかしいことに、「フェルメールの作品1点しかないんだ」なんて思ってしまいました。
めちゃめちゃ恥ずかしいです。教養がまるっきりない私です。
その目玉<窓辺で手紙を読む女>
楽しみにしていました。
修復によって、塗りつぶされていた背景のキューピットが現れ、描かれていた当時の姿を取り戻しました。
フェルメール本人が塗りつぶしたものだと考えられてきたが、フェルメールの死後何者かによって塗りつぶされたものであることが明らかに・・・
塗りつぶす前のフェルメールの描いた姿に修復された作品が今回見たものでした。
キューピットが偽善の仮面を踏みつぶして「偽りの愛ではなく真実の愛だけが信用できる」と表現している。
当時郵便制度が始まり、今のSNSのように手紙が流行したという。
手紙の相手を想像して絵を見るのも楽しみだとか・・・・
この絵はまさしく、恋文。
カーテンがだまし絵となっていて、家政婦から隠れて手紙を読んでいるのか?
窓からの光を当てて手紙を読んでいるのか??
恋している女性を想像しました。
他にも17世紀のオランダ絵画、静物画、肖像画、風景画、版画などが有り、
レイデンの画家「ザクセン選帝侯たち」が愛した作品が気に入りました。
優雅な様子が描かれていて、見ているだけでこちらまで優雅な気分になれる。
衣装が素敵。
鏡を見る女は、傲慢で、愛育で、虚無感を表しているなど・・・・
他にも歯科医者はやぶ医者として描かれる所など面白かった。
*ザクセンとは?*
宗教改革の指導者でプロテスタントを承認した人。カトリック教とは異なり、教会内を宗教画で飾ることをいやがる宗教。
社会の中枢は王族・貴族ではなく裕福な市民階層になっていく。
画家も教会と王族という大口が期待されなく、買い手を開拓しなければならなくなった。
こんな感じです。