こんにちは。
劣等感では師範のあーもんどさやです。
父のお葬式にやってきた、
高校生の姪っ子ちゃん。
待ち時間、ひたすらスマホをいじっていた。
「あっ、反抗期かな。今時の高校生かな。」
って最初思った。
でも、そんなことがあるはずがない。
弟は父と正反対の性格で、
父は真面目でコツコツ努力をするタイプ。
でも、ちょっとあまのじゃくのような所もあって、
世渡り上手いと言えない、
不器用なところがあった。
私たちは、父の、
親戚づきあいの下手くそなところ、
職場の同僚と上手くやっていけないところ、
そんなところを見て育った。
弟は、父を反面教師のようにして成長した、
と姉の私からは見える。
弟は父のように学校の成績は良くなかったけど、
社会に出てからの常識とか、人間関係は、
苦労しながらも優先して学び、自立していったと、
姉は思う。
結婚相手も常識的な、しっかりした人を選んだ。
そんな弟の娘だもの。
おばあちゃんや、おばさんの前で、
一日中スマホをいじっているような娘に育ったとは思えない。
将来、おばさんである、
私と、家族その1ちゃんの面倒を見ることにならないように、
「情を売られるようなことをするな」と
弟に言われたのだろう。
ひたすらスマホをいじっているように言われたのだろう。
本当は良い子だと言うことを私は知っている。
姪っ子は何も悪くない。
家族がかわいそうだった。
唯一の孫なのに。
ボソッと、「離れていたらなつかないな。」って言った。
でも、私は、ここまで私を嫌っている、弟が
大好きなのだ。
上手くやっていきたいと思っているのだ。
上手くやっていけなくても、
大切な弟なのだ。
いつかわかってもらいたいと、
思っている。
これが私の気持ちなのだ。