☆村上春樹さん「騎士団長殺し」を読んだ~☆
今回は、久々小説を読んだ感想を書きます。
私はほとんど小説を読まないのですが、久々、村上春樹さんの「騎士団長殺し」はまりました。すっごい昔、村上春樹さん読んだ記憶があるけど、「騎士団長殺し」は初めてです。
こんなところが好きというところをまとめました。言葉が好き。
★好きなところ★
現実と非現実との境目がうまくつかめなくなってしまうことが往々にしてある。
私でありながら私ではないからです。
AとBという関係の意味を正しく知るにはCという別の観点が1つ必要になってくるということ
まるで肉体の情報と意識の情報とがつながりをたたれてしまったみたいだ。
それはあなたの中にいるものだから
私はその小さなペンギンが今でもどこかからーおそらくは無と有の間を行き来しながらー彼女を見守ってくれていることを祈らないわけにはいかなかった。
私はこんな表現が好きです。
イデア(概念)とメタファー(暗喩)という目に見えない物を登場人物にしているところとか。
なんというか客観的に見るというか遠くから見るというか・・・空間を生きるというか・・・目に見えないもの、漠然としたもの、なにかを見るというか・・・
自分ではどうすることもできない目に見えないもの、よくわからないまま終わらせるところ・・・ぼやーっと終わるところ。そんなところが好きです。